プロローグ
はじめまして。
このブログでは
僕の恋愛経験をもとに
フィクションとノンフィクションの間にある
『ハンフィクション』 (半分くらいフィクション)
とでも名付けた
新しいタイプのブログ小説
を書こうと思います。
更新は時間のあるときに
不定期に行っていこうと思います。
一日一回
更新の確認をしていただけたら
と思います。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
はじめまして。
このブログでは
僕の恋愛経験をもとに
フィクションとノンフィクションの間にある
『ハンフィクション』 (半分くらいフィクション)
とでも名付けた
新しいタイプのブログ小説
を書こうと思います。
更新は時間のあるときに
不定期に行っていこうと思います。
一日一回
更新の確認をしていただけたら
と思います。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
「何か間違いのあった者はいるか?」
七組の担任教師であるタカイが言った。
「先生!!」
後ろの方から女子生徒の声が聞こえた。
その声は一本の芯が通ったような
ハッキリとした声であった。
ゆっくりと教壇に向かって出てきたその女子生徒は
スラっとした長い脚と日本人形のような綺麗な黒髪が特徴的だった。
彼女はタカイに学生証を差し出した。
「これ・・・私の学生証じゃありません。」
--------------------------------------------------
心地よい春風に乗って桜が舞い散る、よく晴れた四月七日。
入学式を終えたあとのホームルームでの出来事だった。
このホームルームでは担任教師から生徒に学生証やら時間割表やら
これからの高校生活に必要な書類が渡される予定だったのだ。
--------------------------------------------------
タカイは驚いた顔で差し出された学生証を見た。
そこには他のクラスの女子生徒の顔写真が貼られていた。
「すまんすまん!!
一組の先生と話してくるから、またあとで学生証渡すな。」
どうやら彼女と同姓同名の生徒が他のクラスにいたらしく
その生徒の書類と入れ違いになっていたみたいである。
二人の会話を真剣に聞いていたわけではなかったが
真ん中の一番前の席に座っていた僕は
そのやりとりを目の前で聞いて状況を把握した。
そして次の瞬間には
クラス発表時に配布された新入生名簿を見て
一組と七組にある同姓同名の生徒を探していた。
・・・タナカ・・・マナミ。
たしかにまったくの同姓同名が一組と七組にあった。
まぁ四〇〇人もいればこういうことも起こるだろう
と、僕はその出来事を冷静に見ていた。
--------------------------------------------------
「わかりました。よろしくお願いします。」
長い脚をもった黒髪の女子生徒はそう言うと
自分の席に戻っていった。
彼女の席は廊下側の後ろから2番目だった。
僕はその様子を
ただなんとなく横目で追っていた。
その黒い髪を
ただなんとなく
その長い脚を
ただなんとなく。
--------------------------------------------------
このときの僕は
これから起こる彼女とのいくつもの出来事を
まだ知る由もなかった。
・・・これが僕と彼女の出逢いである。
(続)
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
最近のコメント